言い訳:書評について

ブログやネットに書かれた本に対する書評なり、感想なりを読むとうーん、何だかそういうことなのかなあって思うことはしょっちゅうです。個人の感じたことを自由に書けばいいし、誰だってそう認識しているはずなのに、気づけばどの本でも誰が読んでも似たよ…

「何でも問題になる」—青木淳悟『私のいない高校』について

自分が卒業文集にどんな文章を書いたか覚えていますか?わたしは高校では卒業文集がなかったのですが、中学生の時にああでもないこうでもないと苦心して最終的には半ば投げやりになって書いた文章が今でもふがいなさを宿しながら本棚の端に席を占めています…

メモ:『瓦礫の天使たち ベンヤミンから<映画>の見果てぬ夢へ』

ここに綴られる文章は公開されてはいても、わたし以外が読んでも特に面白味はないと思うし、わたしにしたって未来に読み返したところで、かつて自分の頭の中にこうした考えが星雲のように広がっていたことを懐かしむことぐらいしか出来ないと思うわけです。…